器のこと

フライイングバードのフリル皿

雪色とりの小皿

小さなお皿たちはこんな感じで「たたら」という技法でつくっていますよ。

お皿は一枚づつカットしたあと、「エッジ」の部分の仕上げをします。

角ばったエッジをまーるく。 

素焼きの後にももう一度・・・。もっと要領よくやれば一度ですむかもしれません・・・。1日にほんの少ししかできません。

一枚ずつ筆で絵付けしています。

裏に撥水加工しています。この部分の釉薬がはじかれます。

釉薬をかけたあと、仲良くならんで約1200度でやいています。

もともとお皿は大きな窯を埋めるために作っていました。陶芸大好きおじいちゃんがたくさんいる共同工房で焼いてもらっていたときに、冬のシーズンは、おじいちゃんたちが寒くていらっしゃらないので、人が入ってしまうほどの大きさの窯はちっともうまりませんでした。冬の間は何ヶ月も焼けるのを待たねばなりませんでした。すこしは窯がうまりますように、お皿をつくっていたのです。信楽焼きの狸のオブジェをご存知の方も多いでしょう。あの狸も登り窯のスペースを埋めるためにはじまったそうですよ。

 

今は自分で小さな窯をかりているのでそんなこともないですが、ありがたいことにお皿も皆様のもとへ旅立っていきます。たびたびお皿をつくることになりました。

 

 

右手を10年前に手術した関係で、一度に早くたくさんつくれないのですが、そういうわけで器はほとんどがネットとイベントだけで販売するのみだけの少量生産です。