数年くらい「白いマット」の釉薬を探していました。
ツヤツヤしすぎずマットすぎず・・好みのものとなかなか出会わなかったので
つくることにしました。
実をいうと数年前に通っていた陶芸のアトリエに好みのものがあったのですが
メーカーのもので、買ってみると違う結果になりました。
数年のうちに名前か配合が変わってしまったのかも知れません。
やはり自分で知ったお店で買うとか出どころが知れないと安心できなくなりました。
ゼーゲル式は一度心が折れましたが、発想を変えてお料理のように調合してみることにしました。
計量して調合して一つ15分くらい混ぜます。
私は既往症ですぐに手が痛くなるので、いくつかのピースを作る時、機械を借りられてラッキーでした。
とても便利な混ぜる機械は、らいかい機というのですが音も振動もすごいので、小さなマンション陶芸には不向きです。
調べてみるとなかなか高価なものでした。
その施設での活動はもう終了したので現在は手で混ぜています。
ようやく好きな白マットが出来上がりました。
意外と灯台下暗しの基本的な材料で身近なところに存在していました。長い旅でした。
新作のコデマリは長い白マットの旅でできた好きな白。
「オリジナルの白マット」を塗りました。
アンティーク・ピッチャーのピッチャー部分にも色を使っています。
小さなお花が集まる可憐なこでまり。
花言葉「優雅」「上品」と言われています。
花びら一枚一枚に塗ったオリジナルの白いハーフマットの釉薬が
淡く輝いてとても繊細な印象です。
秋冬はお洋服が暗い色になりがちなのでポイントにも良さそう。
オンラインストアやイベントで、手にとっていただけます。